和食・フレンチレストランを経て
フロント業務に従事中
学生時代は動物看護師になるための勉強をしており、資格も取得しました。
しかし、就職活動では「社会経験として動物看護師ではない仕事を経験したい」と考え、犬と関わりながらも接客ができるリゾートホテルを運営する当社への就職を決めました。入社して最初に配属されたのはレジーナリゾート軽井沢御影用水です。そこで4年間フレンチレストランでの接客をしたのち、同じ軽井沢にあるレジーナリゾート旧軽井沢の和食懐石レストランへ異動。その1年後にフロントへ部署を移り、現在に至ります。
レストランで働いていたときは接客や配膳をしつつ、料理について説明したり、食事に合うワインや日本酒をおすすめしたりしていました。フロントからお客様の愛犬に関する情報も入ってくるので、ワンちゃんの話題をきっかけにしてお客様とコミュニケーションを取っていましたね。
また、お客様からお酒についていろいろと質問を受けることもあり、ワインに詳しい上司と一緒にワイナリーを訪問するなどして勉強していました。
フロントの業務では、予約の受付、チェックイン対応、館内設備の説明などを行うほか、コンシェルジュとして近くの観光施設・観光スポットをご案内したりもしています。頻度は高くはないのですが、外国の方がいらしたときには身振り手振りを交えてコミュニケーションを取っていますね。
ただ、レジーナリゾートに来られる外国の方は日本に慣れている人が多いため、そこまで英語で苦労することはありません。
お客様とのふれあいが
仕事の中での喜びに
レストランではタイムリーに食事を提供するため、お客様からの要望を速やかに周囲のスタッフに伝えなければなりません。ですから、ホウレンソウを意識し、常に全体の様子を把握するように努めていました。
例えば、来館後にお客様のアレルギーが判明したような場合には、インカムで他のスタッフに伝え、厨房でメニューを変更してもらいます。また、お客様の愛犬が誤飲や怪我をしないよう、床の状態も注意して見ていましたね。
フロントになってからは、リゾートホテルの顔として、フォーマルな対応が求められるようになりました。フロントになってすぐの頃、電話対応の際に「いかがいいたしましたでしょうか？」とお伝えしたところ、先輩から「『いかがなさいましたか？』だよ」と指摘されました。細かい部分ですが、適切な言葉遣いをしていくことも大切なことなので、それからはとくに意識するようにしています。
また、フロントでも料理について説明をすることがあるため、レストランでの経験も活かせています。
レジーナリゾートは愛犬家の常連様が多いホテルです。
より居心地良く過ごしていただくため、お客様と会話した内容などはメモするようにしています。次にいらした際にそのときの話を振ると、「覚えていてくれた」となり、距離も縮まります。それを続けていくことで、お客様にも顔と名前を覚えてもらえます。私との会話を楽しみにしてくれていたり、お手紙を書いてくれたりする方もいて、そういったふれあいがうれしいですね。
気のいい仲間ばかりの
働きやすい職場環境
レジーナリゾートで働く魅力の一つは、人の良さだと思います。どのホテルもスタッフ同士の仲が良い。ワンちゃん好きで、優しい人ばかりです。悩み相談ができるし、若手でも仕事に対する意見を伝えられます。
また、「休みが取りやすい」など、働きやすい環境も当社の良いところ。有給休暇は希望通り消化していて、長期の休みも取れています。近隣は自然も豊か、オフには山登りや街でのショッピングを楽しんでいます。
学生時代に動物看護師の勉強をしていましたが、学んだことは今の仕事にも活かせています。
例えば、お客様の愛犬が「ドアに足を挟んで血が出た」「家具から落ちて怪我をした」といった際、動物病院を手配している間に応急処置ができます。
一方、仕事を始めて成長できたところとしては、言葉遣い、テーブルマナー、ワイン・酒類の知識、フレンチ・和食の知識、サービスマンとしての立ち居振る舞いが身に付きましたね。
今後は後輩も増えてくるので、仕事の教え方・伝え方をブラッシュアップしていきたいと考えています。
また、フロントでは売店も担当しているので、お客様に喜ばれる商品を揃えていきたい。犬用グッズ関連のメーカーと企画も進めており、福袋などを作ってみたいです。これからホテル業界を目指す方は、学生のうちに旅行でホテルに泊まってみるのがおすすめです。スタッフの対応を見ておくと就職活動の参考になるでしょう。
