オープニングスタッフとして
新ホテルの立ち上げも経験
動物と関わる仕事がしたいと思い、大学では動物行動学や犬のトレーニングについて学びました。
就職活動で検討したのは犬と泊まれるホテルの運営会社3社です。理由は、ホテルに来るのは幸せな犬たちなので、ポジティブな気持ちで仕事をしていけると考えたから。
最終的にレジーナリゾートを選んだのは、仲の良い大学の先輩が働いていたこと、実家の近くにあり小さい頃から知っていたことがポイントになりました。
入社前に抱いていたペット同伴ホテルのイメージは、「家具が少し汚れていてサービスもまあまあ」というもの。
しかし、いざ当社に入ってみると一般のホテル以上の施設とサービスであると認識を改めました。入社当初は蓼科のホテルでレストランとフロントを経験し、半年後には新しくできたレジーナリゾート箱根仙石原に異動しました。1年目から新ホテルのオペレーション構築などに関われたのは貴重な経験でしたね。
箱根仙石原のホテルにはレストランがなく、和食の部屋食をご提供しています。そのため、レストランとホテルで部署が分かれておらず、同じスタッフがフロントも配膳も行うスタイルです。
蓼科はフロントとレストランで部署が分かれていたのですが、こちらでは全スタッフがフロントにも配膳にも対応できるため、幅広くスキルを身に付けることができます。発熱など予期せぬ体調不良などで急なシフト交代にも全員が対応可能で、柔軟な人員配置ができるので安心です。
人見知りを克服し
会話を楽しめるように
心がけているのはお客様へのホスピタリティです。
私はもともと人見知りで、入社当初は「こうしたら喜んでもらえるだろうな」と思っても、なかなか実行できませんでした。そこであるとき、「この1カ月は部屋に入ったらお客様に話しかける」と決意。いざ実行してみるとお客様も笑顔で応えてくれました。そんな成功体験の積み重ねで殻が破れ、ホスピタリティのある対応ができるようになったと感じています。
配膳で客室に入るため、お客様とコミュニケーションを取れる機会はレストランのあるホテルよりも多く、お客様は愛犬家ばかりです。
私はボーダーコリーを飼っているのですが、同じ犬種を飼っているお客様が月に数回来てくれています。珍しい犬種ということもあり、愛犬の話題で盛り上がれるのが嬉しいところ。私とのコミュニケーションを楽しみにしてくれており、そういったこともモチベーションになっています。
また、最初にいらしたときに配膳で入り、愛犬の話題で意気投合し、年2回ほど宿泊されるお客様がいました。
以降、いらっしゃる際には「その日に私がいるかどうか」を確認してくれるように。私もその方の予約に合わせてシフトを入れて、お話させていただくのが楽しみになっています。わざわざお土産を持ってきてくれたりするので、感謝の気持ちで一杯になりますね。
さまざまな企画にも
チャレンジしていきたい
やりがいを感じるのは、自分の接客によってお客様に笑顔になってもらえること。さまざまなタイプのお客様がいらっしゃいますが、お客様に心を開いていただくために、「どんな風にアプローチするか」を考えるのも楽しいです。
一見気難しく見える方ほど、打ち解けると一気に距離が縮まったりもします。信頼関係を築くポイントはやはり臆さず話しかけることですね。仲良くなるといろいろ頼ってもらえるようにもなります。
スタッフ同士の仲が良いのも、この会社の好きなところです。みんな歳が近く、休日に一緒に遊びにいくことも少なくありません。犬を飼っているスタッフも多いので、愛犬の体調がすぐれないときには、「早く帰って病院に連れて行ってあげて」と、早退を促してくれたりもします。
また、観光地だけに周辺の環境も良く、山も海も近い。オフには愛犬と一緒に山登りや海辺の散歩、芦ノ湖での湖水浴などを満喫しています。
今後の目標としては通常業務以外のところでも、積極的にお客様に喜んでいただける取り組みをしていきたいと考えています。これまでも愛犬の運動会といったイベントを企画・実施してきました。
今、検討しているのは犬用玩具を紹介するイベント。こうした企画を自分たちで考えて実行していけるのも、この会社の面白いところですね。動物に関する知識も生かし、お客様と愛犬の幸せに貢献していきたいと思います。